広島

tatsujii2005-10-31

普通の人より、広島に行く機会が多い。と言うことは、原爆資料館にも行く機会が多いわけで、かつ、原爆を受けた人の体験談も毎回聞くことになる。
自分も、小学校の修学旅行は広島だった。僕が行ったときは韓国人原爆犠牲者慰霊碑は平和公園の外にあったのに、今は中にあり、ようやく人種差別の問題も解決したんかなぁ〜なんてあらためて考えさせられることも数多くある。
今年、いつも被爆体験を語ってくれる松本さんは、はじめて自分の父親が亡くなった時の話をしてくれた。今まで、なかった話だ。かなり切ない。仕事でなかったら聞きたくない。でもね、話すほうはもっと大変なことだと思う。できれば口をつぐっていたいはずだ。
少なからず、自分が行ったときの修学旅行が強いインパクトになってこの仕事に進んだきっかけになったことは否定しない。自分もこの悲惨な体験を伝える側になりたい。いや伝えなくてはいけない。っていうか、こんなことあってはいけない。カメラマンになったきっかけはここにあったのであろう。今は情報誌の仕事、学校のスナップ等、まったく逆の楽しいことばかりを世間に伝えているわけだが、このような楽しいことをずっと伝えていければ…そう考える。
なぜ日本人はアメリカを恨まず、まねばかりするんだろう?なぜ、日本近隣の国はいつまでも日本を恨み続け、首相の靖国参拝にあんなに躍起になるんだろう?そんなことより、もっと前向きに戦争反対に強力なタッグを組むとかアメリカのイラク派兵に反対するとかすればいいのに…過去より未来に眼をむけ、アジアで強力すればいいのに…。
そんなこんなで、まじめな話。
しかも、今週また広島。(T_T)