嫁やチビには迷惑かけているかもしれないが

ものすごく仕事が減って、最近撮影が楽しい。
ひとつの撮影にかける時間が以前より多くなって、いや時間が決められている撮影でも、心の中の余裕と言うか、なんだろ、以前は嫌だと思っていた撮影でも、ものすごく楽しくできるようになってきた。ひとつのことにかけられる時間が多くなってきた事は確かだと思うのだが、実際の撮影時間はそんなに変わらない。変わったのは自分の心の持ちよう。次があるからといってあせらなくいい心の余裕。それが楽しくさせる要因だろう。人の思い出を創るお手伝いができる撮影の方が顕著にそう思う。人によってはランクの低い撮影だと思われるかもしれない。学生のアルバイトでもできる撮影。でもでもね、やっぱり写真の真髄に迫るものはそこだよ。その撮影をしてる人達はその思いを心の一すみにおき(意識しなくとも)仕事しているはずだ。
自分を高めるためにそんな撮影ばかりしていてはいけない事はわかっている。一歩ひいてるから自分はメインの仕事と違うからということを言い訳にしているかもかもしれない。華やかなとことを捨てていないから言えることかもしれない。でもデモね。いいもんだね。人の思い出の手伝いができるこの仕事。間違ってなかったと思うし。嫌がらずやりたいと思う。楽しくやりたい、いい思い出のために……。へたくそでも誠意ある楽しい撮影。たとえどんな現場でも…そうこころがけたい。