日々精進しなくていいてことやな!!!!

仕事をした媒体のできあがりという物は気になるものである。自分の写真のことだけではなく、他の人の写真を見て、勉強し日々向上していかなくてはいけないと思う。いい物をつくるために、その雑誌の傾向と対策を、本を見て考える。この写真はよかったか?もっとこうしたほうがいいのでは?当然、全体的な流れもつかんどかないといけない。そのためには、できあがった本をすべて見てみて、反省しなくては次にはつながらないと思う。
編集部に行けば往々にして、雑誌の発売日の前の日に本を見ることができる。世間より一足先に見ることができ、そんなちょっとのことで自分は、この雑誌の制作にかかわることができたんだ。いい本ができてるかな?少しだけ優越感にひたれ、うれしい気持ちになれる。しかし、毎日取材に追い回され、なかなかその機会にめぐまれない。結局発売日に立ち寄ったコンビニ等で、とりあえず、自分の写真の確認だけすることが多い。
ライターさんだと、ゲラ等で仕上がりを見ることができるんだろうが、カメラマンはなかなかそういう訳にはいかない。一応ポジにあたりを付け、写真自体を見るのだが(あたりさえ付けず、そのまま配達って人もいっぱい、いますが…)レイアウト等全体的な物は本が出るまで見ることができない。
自分の作品とは言わないが、かかわった雑誌は手元に置いておきたい物だ、たとえそれが情報誌の使い捨ての写真だとしても、一生懸命考え、撮った写真だ。形ある状態で、残しておきたい。
本日、かかわった雑誌のできあがりを送ってほしいという申し入れを断られた。上記のような説明はしなかった。ただ「こそっと送本リストに入れてください。」という言葉でお願いをした。返答は「送本リストなる物が経費削減の折り存在いたしません。近くにお立ち寄りの際に必要な媒体及び冊数をお申し付けください」といった内容だった。(もし去年の何号、何号、何冊って言っても絶対でてくるんやろな!!!部数の少ない別冊は行ってももらえないって聞いたこともあるぞ)
はっきり言って腹がたった。貧乏なカメラマンとしては、仕事が減るのは大変痛いが、もうここの仕事せんとこかとまで思った。それが、仕事をお願いした編集部の態度か?「今回はこの雑誌の写真ありがとうございました、こんな仕上がりになりました。見てください」っいうのが普通とちゃうか?もしくは「うちの雑誌はこんなテイストで作っています。是非今後のご参考に…」っていう返答でもいい。それはなにか、いい本を作る努力はせんでいいってことか?できあがりを見なくてもいいのか?全然テイストの違う写真をとってもええんか?ましてや、かかわったページは広告タイアップだ。当然広告主には本をお送りするわけでしょ。広告主のいいビジュアルで見せたいと言った要望にお応えすべくがんばったカメラマンに送本しないってどういうこと…?その上がりを見て、もっといっぱい広告もらえるように、いい物を作るために、見せ方を考える。それは、当たり前のことじゃないでしょうか?送料ケチってくだらない物を作るってことにつながりかねんぞ。
結局、結論として、できあがりの本を取りに行った、経費も請求していいってことやな!!!!!編集部に行くには当然ガソリン代や駐車料金、電車賃がかかる。送料よりそっちの方が金かかるぞ。一介の編集部員には上に言われているので、そのようにかってに判断できません。って言うなら、上にそれは違うと教えてあげなさい。上記のような理由で、経費削減にはなりません。
それなら、そんな細かいこというカメラマンには仕事ふりません。っていわれるなら、もうそれでいいや。所詮、そんなやり方してる所でいい物できないもん。



自分の撮った写真は、できあがりまで責任をもちたい。



て書いたけど、結局、受けちゃうんやろなぁ〜仕事。大手にはいくら個人がなんやかんや言っても聞く耳もたんもんぁ〜。はぁ〜。なにも言わんでも勝手に本送ってくるような大物になるよう努力しよ。
でも、ここの仕事、ちょっとやる気なくしたな〜。